昨夜は、オハナさんが夕食を食べて、無事に寝たあと、
「栄光のバックホーム」
を観に行ってきました。
家には見守りカメラをつけています。
リビングに1台、オハナさんの寝室に1台、廊下に1台。
もちろん、オハナさんの了解はもらっています。
介護をしていると、
「そこまでして出かけるの?」って思われることもあるけど、
私は自分ファーストを大事にしたい。
推し活をやめないことも、
介護と仕事を長く続けるための大事な一部だと思っています。
正直、少し後ろめたい気持ちがないわけじゃない。
でも、ちゃんと準備をして出かけているし、
何かあればすぐ戻れる状態ではある。
でも、いつも時間に縛られている感覚はあり
両手を離して、心から楽しめる状況でもない。
それでも私は、自分ファーストをあきらめない^^
『栄光のバックホーム』。
主人公の横田慎太郎さんは幼いころから夢だった
プロ野球選手になられました
1軍に上がれそうなときに脳腫瘍を患い、再発を経験しながら、
周りの人たちに支えられて今を生きます
病気の重さや現実の厳しさがある中で、
それでも前を向こうとする主人公の姿に、何度も胸を打たれました。
家族や友人の言葉も、どれも優しくて、
慰めというより「一緒に生きている」言葉だな、と感じました。
横田さん、家族、友人、上司。
それぞれの立場での想い、向き合い方のすべてが
胸にぐっときます。
最期はホスピスで過ごす主人公ですが、
治療のことも、引退後の活動も、
人生の節目ごとにすべて自分で選び、
自分の意思で人生の幕を閉じていきます。
自分の人生のしまい方を、自分で決めること。
それって、本当に大切だなと感じます。
そう考えられるだけで、
支える家族や、先に旅立つ家族の後悔も
少しは減るのかもしれません。
正直、私はオハナさんの最期を、どこかで勝手に決めていた節があります。
「転んで歩けなくなったら施設だよ」
そう口にしてしまったこともありました。
自分の最期は、自分で決める
横田さんの人生を見させていただいて、本当に学びになりました。
自分の人生は、自分のもの。
私もオハナさんも、それぞれの歩みを大切にしたいと思います。

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