本当に存在した!“ごはんまだ?”の奇跡

仕事からバタバタと帰り、急いで夕食の準備をしました。

今日の晩ごはんは…

  • 湯盛りうどん
  • かき揚げとサツマイモの天ぷら
  • 大根の煮物
  • オハナさんが大好きなリンゴ💛

天ぷらは久しぶりに揚げました。ふふふ…私、頑張った!

食後しばらくして、
「電話が使えない〜」とオハナさん。

電話のかけ方を、ゆっくり手順通りに教えてあげて、
ほっと一息。いつものマッサージチェアに座ったオハナさんが…

オハナさん「ご飯まだ?」

きた。きましたよ。
まさに教科書どおりの「ご飯まだ?」。

現役ケアマネとして対応した私の返事は、まさに教科書通り。
「いま食べたでしょ」でした。


ああ、これもまた「教科書通り」だなと、少し笑ってしまいました。

でも、認知症の対応って、実際は 否定しない・怒らない が鉄則なんですよね。
確かに、このルールはどんな場面でも大切にしなければなりません。
しかし、現実はそんなにうまくいかないことも多いんです。

認知症介護において、感情の部分はとても難しい
家族として私は、時々感情が先行してしまうことがあります。
「いま食べたでしょ!」と返すとき、どうしてもその気持ちが顔に出てしまう。

私はケアマネとして、理想的な対応 をしなければならないのは分かっています。
でも、現実的に考えると、私もただの家族で、感情が先に立ってしまう瞬間がある。
そのギャップに、正直なところ戸惑うこともあります。

認知症介護をしていると、どうしても 心に余裕がなくなる瞬間 が多いです。
そのため、つい感情的になってしまうこともありますが、
それでも 否定や怒り を避けようとする気持ちは常に心にあります。
そうしないと、認知症が進んでいくのではないかという不安もあるからです。

とはいえ、家族としての私は、ケアマネージャーとしての立場とは別の気持ちで、
日々オハナさんとのやりとりを大切にしています。
その中で、 認知症の方への対応の難しさ と同時に、 愛おしさ を感じることもあるんですよね。

認知症の対応は、ケアマネとしての理論と、家族としての心情が交差する場所。
その複雑さを実感しながら、これからも毎日向き合っていこうと思っています。

私、もしかして人生の経験値上げちゃってるかも^^

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