認知症の母がショートステイを嫌がる。
「行きたくない」
そう言われると、胸がぎゅっとなる。
ケアマネジャーとして20年。
私は家族に何度もこう言ってきた。
「ショートステイは在宅介護を続けるための制度ですよ」
でも今、いちばん覚悟がないのは私だ。
ショートステイが後ろめたい理由
認知症の親をショートステイに預けるとき、多くの家族が感じる罪悪感。
・私が楽をしたいだけ?
・見放しているみたい
・本人が嫌がっているのに利用していいの?
私も同じ。
母は未知の場所が怖い。
不自由な体で、知らない人に頼ることがつらい。
やっぱり家が一番安心なんだと思う。
それがわかるから、踏み出せない。
でも、限界は確実に近づいている
転倒リスクは高くなっている。
「ご飯まだ?」が何度も続く。
去年までは何とか一人にできた。
でも今年は無理だと思う。
それでも私は、神宮球場をあきらめたくない。
東京ヤクルトスワローズの試合は、
私にとって“ただの娯楽”じゃない。
あの時間があるから、
また母に優しくなれる。
もし全部やめたら、
きっと私は壊れる。
母も大事。
でも、私も大事だ。
ショートステイは逃げじゃない
ショートステイは介護放棄じゃない。
在宅を続けるための戦略。
介護者が疲れきって笑えなくなるほうが、
ずっと危険だ。
罪悪感があるのは、
本気で大事にしている証拠。
だから私は決めた。
「利用する」と断言はできない。
でも、探す。
失敗しないショートステイの探し方
私が確認しようと思っているのは、
・認知症対応に慣れているか
・短期利用が可能か
・医療連携があるか
・個室対応か
・事前見学できるか
そして正直に言うと、
一件ずつ電話するのは心が削れる。
だから私は、複数施設を一括で比較できるサービスを使う予定だ。
資料請求だけでも、
選択肢が見える。
「探している」だけで、
少し心が軽くなる。
迷いながらでいい
ケアマネでも迷う。
娘になると、弱い。
でも、迷っているからこそ、
丁寧に選べる。
今年の春、
私はショートステイ探しを始める。
神宮をあきらめないために。
母との在宅生活を守るために。
ショートステイは、
親を手放す選択じゃない。
家族が続けていくための選択肢。
罪悪感を抱えたままでもいい。
迷いながらでもいい。
それでも、一歩。

まりー。「おかん」も だいじ。 「じんぐう」も だいじ。 でも いちばん だいじなのは まりーが 「えみふる」で いること。
ひとりで なげきらないで。 しーずん はじまったら じんぐうの すたんどで まってる。つらいときは つばくろうの おなか おもいだして。 いっしょに ばんがろう。
つばくろう。



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