オハナさんの食事作りが必要になったあたりから、私の生活スタイルはいつの間にか大きく変わっていきました。

ふと気づけば
🏥 昼:35人を担当するケアマネ
🍳 夜:オハナさん専属のケアマネ(無報酬)
仕事では、ご家族に「無理は禁物ですよ。負担を減らす方法を考えましょう」なんて優しい顔で言っているのに。家に帰った瞬間に突きつけられる現実は「負担 = 私 !!」
これ、ケアマネあるあるじゃないですか?
ケアマネあるある 3連発
① 「無理しないで」と言いながら、自分が一番ガッツリ無理してる。
② 「栄養バランスが~」と指導するくせに、自分は「何か食べればOK」精神。
③ サービス計画書は書けるのに、夕食の献立は1ミリも浮かばない。
オハナさんの好き嫌いが、なかなかの強敵
介護飯がしんどい理由は、時間だけじゃない。オハナさんには、もともとの好き嫌いがある。
❌ お肉(一緒に煮込んだものも、取り除いてもダメ)
❌ 河魚
❌ ニンジン
❌ 脂ののったお魚
❌ 塩辛いもの(年を取ってから味覚が変わった)
……これ、何を作れというんですか(笑)
お肉はダメ、煮込んでもダメ、河魚もダメ、脂もダメ、塩辛いのもダメ。必然的にレパートリーが激減して、同じメニューがぐるぐる回ることになるわけです。
「また同じのか」とは言わないオハナさん。
でも私の心の中では「また同じのか…」という声がこだまする。
1日中ご飯を作っている感覚
時間を拘束されることが、じわじわと体に効いてくる。
🌅 朝:起きてすぐ朝ごはんの準備
🏃 仕事前:オハナさんのランチの準備
🌙 帰宅後:19時には寝たいオハナさんの夕食を急いで作る
介護食って、1食作るだけで普通の食事より30分〜1時間は余計にかかるらしい。
3食分で計算したら、1日2〜3時間以上が食事作りに消えていく計算になる。
……そりゃ疲れるわ。私だけじゃなかった。
仕事終わりにスーパーへ寄り、ヘロヘロの体で鍋をかき混ぜていると、脳内で勝手に「職業病」が発動します。
「オハナさんの予測されるADLは…」
「IADLはどこまで維持可能なのか…」
……ハッ!これ、完全に「家族版ケアプラン」を24時間フル稼働で作ってるじゃん!
📋 【買い物】週3回 担当:私
🍳 【調理】ちょっと適当 担当:私
😋 【実食】担当:オハナさん
完璧なPDCAサイクルの完成です(笑)。
レトルトに救われた日のこと
あるとき、試しにレトルト食品を使ってみた。これが思った以上に便利だった。
きっと20分は自分の時間が作れた。たった20分かもしれないけれど、介護をしながら働く私にとって、その20分は本当に貴重だった。
時間はお金じゃ買えない。ありがとうレトルト。
介護をしていると、手を抜くことへの罪悪感がどこかにある。でもレトルトを使って笑顔でいられるほうが、オハナさんにとっても絶対にいいと思った。
バタバタで作ったご飯でも、ちゃんとしたご飯でも、
オハナさんが「悪いねぇ~」と嬉しそうに食べてくれる顔は同じなんですよね。
宅食サービスも、正直気になっている。少しお値段は張るけれど
1日中ご飯を作っている感覚から解放される時間を買えるなら、それは決して高くないかもしれない。
こうして私の日常は、「介護、キターーー(゚∀゚)ーーー!!」という勢いだけじゃなく、じわじわと「ケアマネ脳」に侵食されていったのでした。



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