「お看取り」から「会話のキャッチボール」へ。在宅介護が起こした変化と、家族が笑顔を守るための“欲張りな介護”

介護の豆知識

「お看取りの状態です」

3ヶ月前、そう言われていたご利用者様がいました。

特別養護老人ホームで静かな時間を過ごされ、「いつ何があってもおかしくない」と説明されていた状況。

そんな中、ご家族が口にした願いは、とてもシンプルでした。

💬「最後はやっぱり、大好きだった家で過ごさせてあげたい」

その想いを受けて、急ピッチで在宅でのお看取り体制を整え、自宅生活が始まりました。

そして今日、定期訪問でお宅へ伺った私は、思わず言葉を失いました。

「えっ…会話できてる…!」

私の問いかけに言葉が返ってくる。

声もしっかり出ている。

食事量も増えている。

あんなに細かった体に、確かな「生きる力」が戻ってきていました。

【💡ここに黄色付箋ボックス】

📌まりーのここがポイント!

在宅に戻って3ヶ月。

起きたのは「奇跡」ではなく、その方が本来持っていた力が、安心できる場所で少しずつ戻ってきたのかもしれません。


なぜ家で元気が戻ったのか?

ここで誤解してほしくないのは、

「施設が悪い」「家が正解」

そんな話ではありません。

介護の仕事をしていて感じるのは、

🏠施設には施設の安心
🏠家には家の力

両方あるということです。

五感の刺激

聞き慣れた家族の声。

台所から漂うお醤油の匂い。

長年見上げてきた天井。

「いつもの景色」は想像以上に脳を刺激します。

自分のペース

眠い時に寝る。

食べたい時に食べる。

何もしない時間も自由。

「集団」ではなく「個」で過ごせることは大きいです。

チームケア

訪問歯科。

歯科衛生士。

リハビリ職。

在宅だからこそ、その方のためだけの時間が生まれます。


在宅と施設、それぞれの良さ

項目🏠在宅🏢施設
環境住み慣れた家24時間見守り
食事好きな時間・好きな味栄養管理重視
専門職個別関わりが濃い常時見守り
家族負担増えることも軽減しやすい

ここからが本題です

ご本人が元気になる。

担当ケアマネとして、本当に嬉しい。

でも私は、家族介護をしている側の気持ちも知っています。

ご本人が元気になった。

でも…

介護が楽になるとは限らない。

✔目が離せない
✔自分の時間がない
✔仕事との両立が苦しい

新しい悩みが始まることもあります。

「元気になってくれて嬉しい」

でも時々…

「しんどい」

そう思ってしまう。

そんな自分を責める方、本当に多いです。

でもね。

それ、悪いことじゃありません。

ケアマネの私も。

オハナさんの娘の私も。

その気持ち、すごく分かります。


本人も家族も笑顔で

😊「元気になったね。よかったね」

だけでは終わらせちゃいけない。

生活は続いていくから。

今度は「支える人の笑顔を守る計画」が必要です。

✔ショートステイを限界前に使う

✔デイサービスを仕事や自分時間のために使う

介護のために、自分の人生を全部渡さなくていい。

私はそう思っています。


まとめ|欲張りな介護でいい

施設も在宅も、どちらが正解ではありません。

本人も笑顔に。 家族も笑顔に。 介護も仕事も推し活も。

全部あきらめなくていい。

欲張りな介護で、いいんです。

そのために大切なのは、「選択肢を知っておくこと」

限界が来てから慌てて探すのではなく、元気なうちから「もしもの時」を考えておくだけで、気持ちはずいぶん楽になります。

施設のことが気になり始めたら、まず情報を見てみるだけで大丈夫。お金もかかりません。

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あなたの介護が、あなたらしくありますように。

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